今回は、半年ほど前からジャズギターに挑戦して感じた事をまとめてみました。
これからジャズギターを始めたい方の参考になれば幸いです。
ちなみに演奏について色々と書いていますが、僕自身まだまだジャズのアドリブは苦手で練習中です。
ジャズとは
ジャズとは、19世紀アメリカで黒人と白人の混血の人達が始めた音楽です。
ラジオの普及と共に全米で流行し、現在ではポピュラーミュジックを象徴するジャンルの1つになっています。
ジャズが生まれてまもない頃には、発祥地にちなんで「ニューオーリンズジャズ」や「ディキシーランドジャズ」と呼ばれていました。
その後演奏スタイルが確立されると、大人数で演奏する「スウィングジャズ」といったスタイルが流行しダンスホールなどで演奏されました。
その後、より少人数で演奏する「ビバップ」というスタイルが確立され、現在のジャズに通じる即興での演奏スタイルが定着しました。
その後ロックなどのジャンルを取り入れた「フュージョン」や、より親しみやすい演奏の「スムースジャズ」など多岐に渡ります。
ジャズを練習して感じた事は以下の3つです。
①コードトーンを意識する
どんなパートであれジャズの演奏ではアドリブが重要視されます。
そしてアドリブの際はコードトーンを演奏する場合が多く、コードトーンの理解が必要不可欠になります。
僕もまだまだコードトーンでアドリブを弾けるレベルではありませんし、実際の演奏で弾けるには時間がかかります。
ですが、日々の練習にコードトーンを取り入れてから指板上の音を意識する習慣がつき視野が広がったのを実感しています。
②コードが色々な所で押さえられる
コードは同じ呼び方であっても膨大な音の組み合わせがあり、これを「ボイシング」と呼びます。
そしてこの知識があれば、アンサンブルにギターが2人いたり鍵盤楽器がいたりする状況でもスムーズに演奏ができます。
そして、ジャズでは「ソロギター」と呼ばれるメロディーとコードを1人で演奏するスタイルがありここでもボイシングの知識が必須になります。
③曲を分析する習慣がつく
①でも触れていますがジャズはアドリブが重要視される音楽であり、そのためには楽曲の分析が欠かせません。
どの部分を分析するかというと、主に「コード進行」と呼ばれる部分です。
このコード進行には様々なパターンがあり、それを知ることで楽曲に適してたアドリブが演奏できます。
オススメ曲
枯葉 (Autumn Leaves)
定番中の定番で様々なミュージシャンが取り上げていますが、今回紹介するのはピアニストの「ビルエバンス」の演奏です。
このアルバム自体がジャズ入門にぴったりなので、ぜひ他の曲も聴いてみて下さい。
いつか王子様が (Someday My Prince Will Come)
この曲は映画「白雪姫」の曲なので、聴いた事がある人も多いかと思います。
先ほどの枯葉と同じ、ビルエバンスのバージョンです。
ビリーズ・バウンス(Billie’s Bounce)
こちらはサックス奏者の「チャーリーパーカー」の楽曲です。
楽曲のスタイルがいわゆる「ジャズブルース」というスタイルで、ややシンプルになっており初めて挑戦するには最適です。
ローズルーム
「元祖ジャズギタリスト」と言われるチャーリークリスチャンの演奏です。
彼の登場前はジャズにおいてギターの存在は、バッキングのみの脇役的な存在でした。
そんな中、アドリブを演奏していたので当時はかなり衝撃的な存在だったようです。
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