今回は「現代のカッティングマスター」として注目され、6月には来日も予定しているギタリスト「コリーウォン」の魅力を紹介します。
「コリーウォン」を知らなかった人も、この記事を読んで6月の来日公演の参考になれば嬉しいです。
是非最後までご覧ください。
コリーウォンについて
1985年ニューヨーク出身。自身のバンドだけでなくVulfpeck(ヴルフペック)のメンバーとしても活動している。
幼少期からマーチングバンドに参加し、ギターを始めてからはジャズやロックなど様々なジャンルを学んでいます。
やがて、マイケルジャクソンらの演奏に参加しているギタリストの演奏に影響され自身の演奏スタイルを確立しています。
コリーウォンの魅力は以下の3点です
①独自のスタイルを確立
彼の得意とするカッティングは、リズムギターと呼ばれるテクニックであり脇役的なパートです。※それに対して主役をリードギターと呼びます。
ですが、彼の場合は「リードリズム」と呼ばれるスタイルを確立し楽曲を支えながら主役になるという今までにないスタイルを確立しました。
ちなみに彼は、「デビッドウィリアムス」や「ポールジャクソンJr」らに影響を受けたと語っています。
上記の2人は、マイケルジャクソンなどの演奏に参加しているギタリストですので興味のある方は聞いてみると参考になるかもしれません。
②老舗ギターメーカーからの評価

彼のギターは「コリーウォンストラトキャスター」と呼ばれ、アメリカの老舗ブランドである「フェンダー」で製作されています。
アーティストの名前が入っているモデルは「シグネイチャーモデル」と呼ばれ、ギタリストに間ではある種のステータスとなっています。
これまでは、「エリッククラプトン」や「ジェフベック」らの大御所ギタリストらのモデルが製作されており彼のモデルが製作されたのは衝撃的です。
③ギターヒーロー
よくギター好きの間では、偉大なギタリストを「ギターヒーロー」と呼ぶ事があり雑誌などでも特集が組まれる事があります。
明確な定義はないですが、テックニックだけでなく功績なども含めて呼ばれる事があり長年のキャリアがある人達がそう呼ばれてきました。
そして近年、コリーウォンが次世代のギターヒーローとして注目されギターマガジンで取り上げられました。
オススメ曲
アサシン
イントロからキレキレのカッティングが炸裂する1曲。
曲の中盤からは他のパートのソロもあり、リスナーを飽きさせない展開になっています。
コリー自身もギターマガジンのインタビューで、参考にしてほしいと語っている曲です。
コズミックサンズ
ネオソウルギタリストである「トムミッシュ」とのコラボ曲ですが、こちらはライブバージョンで「マークレッティエリ」がギターを弾いています。
ちなみにマークは、自身のバンドでも活動しており来日公演も行ったことがあります。
スタジオ版ではコリーが弾いてたメロディーがホーンセクションになっており、ライブ版ならではの演奏が楽しめます。
ランチタイム
こちらもコリーが参考にしてほしいと語っている曲で、中盤ではワウべダルを使ったカッティングを演奏しています。※2:26頃から使用しています。
ワウペダルとはエフェクターと呼ばれる機材の1種で、演奏中にペダルを踏んだり戻したりすることで音を変化させる機材です。
カッティングでは定番のエフェクターなので、音を聞けば1度は聞いたことがあるかと思います。
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