初心者必見!カッティングの魅力3選!

「YouTubeやSNSなどでノリノリのカッティング動画を見て、自分もやりたい!」と悩んでいませんか?

一口に「カッティング」と言っても年代やジャンルによって多種多様です。

今回はそんな方に向けて、カッティングを紹介したいと思います。

カッティングとは?

「カッティング」とは、1970年代頃から広まったギターの奏法です。

「カッティング」という名称は日本独自のものであり、海外では「ファンクグルーヴ」などと呼ばれいます。

当初は「ファンク」と呼ばれるジャンルで演奏されていましたが、1980年代以降はロックやポップスなどでも演奏されるようになりました。

オススメな理由は以下の3つです。

①ギターならではのテクニック

②演奏の主役にも脇役にもなれる

③リズム感を会得できる

①ギターならではのテクニック

カッティングは主に、「コード弾き」と「ブラッシング」と呼ばれるテクニックを使用して演奏します。

「コード弾き」についてはピアノでも出来ますが、「ブラッシング」についてはピアノではできません。

ちなみに「ブラッシング」とは、弦をあえてしっかり押さえずに演奏することによってパーカッションのような表現をするテクニックです。

「コード弾き」と「ブラッシング」だけでも膨大なパターンがあり、そこにドラムやベースなどが合わさる事で躍動感が生まれます。

この独特の躍動感は「グルーヴ」などと呼ばれるので、合わせて覚えておくと後々役に立ちます。

②演奏の主役にも脇役にもなれる

バンドの中でのギターの役割は主に、メロディーを演奏する事とコードを演奏する2つに分かれます。

カッティングは本来「バッキング」と」呼ばれる、引き立て役として演奏されてきました。

その特徴を活かし、常にコードを弾くのではなく要所要所にメロディーを取り入れ存在感のある演奏が可能になります。

ちなみにメロディーを演奏することを「リード」、コードを演奏することを「リズム」と呼びます。

③リズム感を会得できる

カッティングの入っている曲では、ギタリストが「チャカチャカ」と弾いているのを聞いたこともあるかと思います。

この「チャカチャカ」と弾くリズムは「16分音符」と呼ばれ、なれるまでは難しいリズムです。

カッティングを習得するにはまず「16分音符」に慣れることが重要ですが、そのためには「8分音符」や「4分音符」といったリズムの把握が欠かせません。

多少時間はかかりますが、この過程で基本的なリズムの知識や種類を知ることができます。

これはカッティングだけでなく、全ての演奏に密接に関わることなので総合的な演奏力の向上に繋がります。

代表的なミュージシャン

ナイルロジャース 1952〜

ナイルロジャースはアメリカ出身のギタリスト/プロデューサー。自ら結成したバンド「シック」での活動が有名だが、プロデューサーとしても数多くのヒット曲を手掛けている。

代表曲は「ル・フリーク「グッドタイムス」「アイムカミングアウト」などがある。

アルマッケイ 1948〜

アルマッケイはアメリカ出身のギタリスト。アースウィンド&ファイヤーや自身のバンドで活動している。

代表曲は「セプテンバー」「レッツ・グルーヴ」「ブギーワンダーランド」などがある。

ウィルコジョンソン 1947-2022

ウィルコジョンソンはイギリス出身のギタリスト。ドクター・フィールグッドや自身のバンドであるウィルコ・ジョンソン・バンドで活動。

代表曲は「シー・ダズ・イット」「不正療法」「殺人病棟」などがある。

アベフトシ 1966-2009

アベフトシはミッシェル・ガン・エレファントのギタリスト。演奏スタイルは、ナイルロジャースなどとは違い荒々しい演奏が特徴。

代表曲は「世界の終わり」「シャンデリヤ」「ハイタイム」などがある。

コリーウォン 1985ー

コリーウォンはアメリカ出身のギタリスト。自身のバンドだけでなく、ヴォルフペックなどでも活動している。

代表曲は「コズミック・サンズ」「アサシン」「ランチタイム」などがある。

オススメ曲

ジェームズブラウン 『セックスマシーン』

ファンクの帝王と呼ばれるジェームズブラウンが1970年に発表した曲。

発売から20年以上経た93年にはCMソングとなり、「ゲロッパ」の愛称で親しまれている。

コードもほぼ1コードで、シンプルな構成なのでカッティング初心者にはオススメな1曲です。

アースウインド&ファイヤ 『セプテンバー』

代表ミュージシャンでも紹介したアルマッケイが在籍していたバンド。

発表されたのは1978年ですが、ドラマや映画で取り上げられているのでサビを聞けば曲名は知らなくとも聞き覚えがあるはずです。

ジェームズブラウンと比べてやや難易度が高めですが、さまざまなカッティングパターンを学べる曲です。

コリーウォン 『コズミックサンズ』

ネオソウルギタリストである「トムミッシュ」とのコラボ曲。

彼の真骨頂とも言えるタイトなカッティングと、トムのオシャレなフレーズが味わえる1曲。

YouTube上でも譜面付きの動画がたくさんあるので、弾いてみたい方は参考にしてみてください。


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