ブルースがギター初心者にオススメな理由3選

「ギターを始めたいけど、どんなジャンルをやればいいいのか分からない!」と悩んでいませんか?

すでにやりたい曲やジャンルが決まっている人はいいんですが、そもそもどんなジャンルがあるのか分からない方もいるかと思います。

今回はそんな方に向けて、ブルースを紹介したいと思います。

ブルースとは?

ブルースとは、19世紀にアメリカの黒人達から広まった音楽の総称です。

当時アメリカではアフリカから奴隷を連れてきて働かせる文化があり、そこで過酷な労働を強いられてきた黒人達がその時の気持ちを歌ったと言われています。

諸説ありますが、現在のロックやジャズポップスなどは元をたどるとブルースが起源になっていると言われています。

また、時代を経ていくごとに枝分かれしていき「シカゴブルース」や「デルタブルース」などの呼び名があります。

オススメな理由は以下の3つです。

① 曲がシンプル

② ギターとの相性がいい

③ 音楽の基礎が身に付く

① 曲がシンプル

詳しい解説は割愛しますが、「3コード 12小節」というのがブルースの基本的なパターンです(例外もあり)

このパターンは非常によくできており、最小限のコードで起承転結が構成されています。

なのでこのパターンを繰り返し弾くことで、楽曲の長さを肌感覚で身につけることが出来ます。

② ギターとの相性がいい

ブルースはギターと歌の演奏というスタイルから生まれたジャンルなので、ギターでの演奏に適しています。

ブルースを演奏する際によく使用される音の組合せとして、「ペンタトニックスケール」と呼ばれるものがあります。

これば「5つの音」という意味であり、元々はブルースシンガーの歌がルーツと言われています。

よく教則本などに、「まずはペンタから」などと書かれているほどギターと相性のいい音です。

さらにギターの必須テクニックとして挙げられる、「チョーキング」と呼ばれる弦を押し上げる奏法と組み合わせる事で多彩な表現ができます。

③ 音楽の基礎が身に付く

冒頭にも書きましたが、ブルースは様々な音楽の元になったジャンルです。

ジャズやロックなどは、理由①で紹介した「3コード 12小節」のパターンを、応用したものが大半です。

なので上記のパターンをしっかり覚えていれば、他のジャンルの曲の理解度が高まり曲を覚えるのにも役立ちます。

代表的なミュージシャン

ローバートジョンソン 1911-1938

ロバートジョンソンはアメリカ出身のブルースミュージシャン。十字路で悪魔に魂を売り渡して、テクニックを会得したとささやかれる伝説を持っている。

代表曲は「クロスロードブルース」「スイートホームシカゴ」「カインドハーテッドウーマン」などがある。

マディーウォーターズ 1913-1983

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マディーウォーターズはアメリカ出身のブルースミュージシャン。エレキギターを演奏に取り入れ、シカゴブルースと呼ばれるジャンルを築いた1人。

代表曲は「フーチークーチーマン」「マニッシュボーイ」「ローリングストーン」などがある。

BBキング 1925-2015

BBキングはアメリカ出身のブルースミュージシャン。モダンブルースと呼ばれるジャンルを確立しキングオブブルースと呼ばれている。

代表曲は「スリルイズゴーン」「エブリデイアイハブザブルース」「ハウブルーキャンユーゲット」などがある。

エリッククラプトン 1945-

エリック・クラプトン 1981年1月31日アイルランド、ダブリン公演を完全収録|ロック

エリッククラプトンはイギリス出身のミュージシャンでありギタリスト。ロバートジョンソンやマディーウォーターズらの演奏スタイルを受け継ぎ、現在のギターテクニックの基礎を築いた1人

代表曲は「クロスロード」「いとしのレイラ」「チェンジザワールド」などがある。

スティーヴィーレイヴォーン 1954-1990

スティーヴィー・レイ・ヴォーンの音 その3 - FootprintFile

スティーヴィーレイヴォーンはアメリカ出身のミュージシャンでありギタリスト。エリッククラプトンらに影響を受けた演奏スタイルで、ボロボロになったストラトキャスターがトレードマーク。

代表曲は「プライド&ジョイ」「テキサスフラッド」「スカットルバッティン」などがある。

オススメ曲

BBキング 『ライヴ・アット・ザ・リーガル

BBキングが1965年に発売したライブ版。BBキングの演奏の特徴として、適度な間を入れることがあげられます。

ブルースが上手い人たちは、この間の入れ方がうまくボーカルのような演奏が得意です。

そしてそういった演奏を身につけるには、BBキングの演奏をまずは聞いてみるのがいいです。

CREAM  『クロスロード』

「クロスロード」はイギリスのバンド「クリーム」が1968年に発表したライブ版。ギターはエリッククラプトンであり、原曲はロバートジョンソン。

オススメ理由②で紹介したペンタトニックを駆使した演奏が特徴で、まさにギターソロのお手本。

BBキングと比べるとやや難易度は高めですが、チャレンジしがいのある曲です。

スティーヴィー・レイ・ヴォーン 『テキサス・フラッド』

「テキサス・フラッド」はアメリカのギタリスト「スティーヴィー・レイ・ヴォーン」が1983年に発売したアルバム。

先程の2曲とは違い、スローブルースと呼ばれるスタイルの楽曲でラリー・ディヴィスのカバーです。

レイ・ヴォーンもクラプトン同様にペンタトニックで豪快に弾きまくるスタイルなので、ブルースギターの魅力を味わえます。


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