今回は、ギターを始めようと思っている方に向けてギターの種類を紹介したいと思います。ですが、一口にエレキギターと言っても、様々なメーカーや種類があります。
今記事では、エレキギターの2大ブランドであるギブソンとフェンダーの中から定番機種を紹介したいと思います。尚、それぞれのギターを【歴史・種類・ギタリスト・サウンド・デメリット・その他・参考動画】の項目で紹介していますのでギター選びの参考にしてみて下さい。
目次
紹介するギターメーカーについて
ギブソン
フェンダー
アメリカのアリゾナ州に本社があり、カリフォルニアやメキシコ、日本でギターを生産しています。子会社としてスクワイヤーがあり、世界的な著名ギタリストが愛用するギターから初心者向けのモデルまで幅広く手がけています。
ギブソン系
レスポール
・歴史
レスポールはアメリカのギターメーカーである、ギブソンが1952年に制作したモデルであり、現在は様々なメーカーから発売されている定番機種です。最近ではアニメの影響もあり、人気のギターです。
・種類
スタンダード カスタム ジュニア スペシャル デラックス スタジオ トリビュート モダン
・ギタリスト
ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン) エース・フレーリー(キッス) スラッシュ(ガンス&ローゼズ) ザック・ワイルド
・サウンド
太く伸びのあるサウンドで、クリーントーンでもいいですが歪みとの相性も抜群です。ブルースやロック、メタルをやりたい人にはオススメ。
・デメリット
個体差がありますが、重量が4kg前後と重たいのとハイポジションが弾きにくいです。
・その他
ギブソンは初めてのギターには高額なので、予算に余裕のない人はエピフォンがおすすめ。歯切れの良い音も出したいなら、コイルタップと呼ばれる音をシャープにする機能が搭載されたモデルもあるので試してみて下さい。
・参考動画
SG
・歴史
1960年に生産中止になったレスポールの後続機種として発売されたギターであり、当初はレスポールの名称が使われていました。
・種類
スタンダード カスタム ジュニア スペシャル モダン トリビュート
・ギタリスト
アンガス・ヤング(AC/DC) トニー・アイオミ(ブラックサバス) デレク・トラックス 和嶋慎治(人間椅子)
・サウンド
レスポールよりすっきりしたサウンドになり、ミドルに特徴があります。
・デメリット
ヘッド落ちと呼ばれる現象で、ギターを立って弾く際にヘッド側が下がってしまうことがあります。
・その他
ボディーが薄く、軽量でありハイポジションまで弾きやすいといったメリットもあります。
・参考動画
ES335
・歴史
ギターの中央にセンターブロックと呼ばれる木材を設置し、両サイドが空洞のセミアコースティックと呼ばれる構造になっています。
・種類
ES345 ES355 ES339 ES330
・ギタリスト
ラリー・カールトン アル・マッケイ(アースウィンド&ファイヤ) リー・リトナー アルビン・リー
・サウンド
両サイドの空洞により、エアー感のある音色になっています。また、センターブロックがあるためハウリングも起こりにくく歪ませても弾けます。
・デメリット
歪ませすぎるとハウリングしてしまいます。またボディーがやや大きめなので、気になる人はやや小ぶりなES339がオススメです。
・その他
ジャズやブルースだけでなく、ロックなどにも対応できる汎用性の高いギターです。
・参考動画
ES175
・歴史
ES175は、上位モデルであるL-5の廉価版として1949年に発売されました。当時の値段が175ドルだったことから、175と命名されました。
・種類
ES165 ES775 ES295
・ギタリスト
ジョー・パス リー・リトナー スティーブ・ハウ(イエス) パット・メセニー
・サウンド
内部が空洞になっているフルアコースティックと呼ばれる構造の為、エアー感のあるサウンドでジャズに最適です。
・デメリット
音量を上げすぎるとハウリングを起こしてしまいます。
・その他
ボディーが大きく幅もあるので、ソリッドギターから持ち替える時に慣れが必要かもしれません。
・参考動画
フェンダー系
ストラトキャスター
・歴史
ストラトキャスターは、アメリカのギターメーカーであるフェンダー社によって1954年に開発されたギターです。発売から70年近く経過した現在でも、様々なマイナーチェンジを経て生産されている人気機種です。
・種類
アメリカ製 日本製 メキシコ製 スクワイヤー(フェンダーの子会社)
・ギタリスト
エリック・クラプトン ジミ・ヘンドリックス ジェフ・ベック スティーヴィ・レイ・ボーン
・サウンド
歯切れが良く、ブライトな音色なのでカッティングやアルペジオに最適です。軽く歪ませれば、ブルースやロックもいけます。
・デメリット
ピックアップがシングルコイルなので、太い音を出したい場合はアンプやエフェクターで音作りが必要になります。また、ノイズがでやすいギターでもあります。
・その他
ディストーションを多用するなら、SSHのタイプがオススメです。
・参考動画
テレキャスター
・歴史
世界初の量産型ギターとして1952年にフェンダーから発売され、現在でも人気の定番機種です。
・種類
シンライン デラックス カスタム
※それぞれアメリカ製、日本製、メキシコ製、スクワイヤー(フェンダーの子会社)があります。
・ギタリスト
ロイ・ブキャナン リッチー・コッツェン 布袋寅泰
・サウンド
明るく歯切れのいい音なので、コード弾きやアルペジオに最適なのでギターボーカルの方にオススメです。通常のテレキャスターより太い音が出したいなら、ピックアップがハムバッカータイプのデラックスやカスタムがオススメです。
・デメリット
硬い音色なので、アンプの設定や弾き方によっては耳に痛い音になってしまうこともあります。また、ストラトキャスターと同様にノイズがでやすいギターでもあります。
・その他
ストラトキャスターと比べて、トレモロがないのでチューニングは安定しています。
・参考動画
ジャズマスター
・歴史
ジャズマスターは、1958年にフェンダーからストラトキャスターの上位機種として発売されました。その名の通り、ジャズギタリスト向けのモデルとして開発されたモデルです。
・種類
アメリカ製 日本製 メキシコ製 スクワイヤー(フェンダーの子会社)
・ギタリスト
ジョー・パス サーストン・ムーア(ソニックユース) エルヴィス・コステロ 田渕ひさ子(ナンバーガール)
・サウンド
ストラトキャスターやテレキャスターとは異なり、太い音色からシャープな音色が出せます。
・デメリット
スイッチが多く、操作が複雑な為慣れが必要です。
・その他
ストラトキャスター用のケースだと収納できない場合があるので、事前に確認した方が良さそうです。
・参考動画
ジャガー
・歴史
フェンダーの最上位機種として1962年に発売されますが、75年には生産中止となってしまいます。その後90年代に入り、グラウンジロックの影響で再評価され生産が再開されています。
・種類
アメリカ製 日本製 メキシコ製 スクワイヤー(フェンダーの子会社)
・ギタリスト
ジョニー・マー(ザ・スミス)カート・コバーン(ニルバーナ) カール・ウィルソン(ビーチボーイズ)
・サウンド
シングルコイルなのでストラトキャスターに近い音色ですが、ややジャキジャキなサウンド。また、低音を抑えるローカットスイッチもある為、バリエーションが豊富です。
・デメリット
スイッチが多く、操作が複雑な為慣れが必要です。
・その他
ストラトキャスター用のケースだと収納できない場合があるので、事前に確認した方が良さそうです。
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